食物によるアレルギー 2
このとき、ある特殊な人(多少遺伝的な傾向がありますが)では、そうして体にはいったものに対してアレルギー抗体といって、その食物に特異的な(卵は卵の、魚は魚のというぐあいに)反応するものを体の、なかにつくってきます。
そして、あとでまた同じものが体のなかにはいると、その食物と体のなかの抗体とが反応して、ヒスタミンなどのような化学物質を出してきて病気が起こるわけです。
ところが食物の種類によっては、抗体がなくとも直接体の組織に働いて、ヒスタミンのようなものを出してくるようなものもあります。
また、なかには、たけのこなどのように、その食物自体にヒスタミンと似た作用物質が含まれていて、直接、鼻、肺、胃腸、皮膚などに働いて症状を出してくるものもあります。
そしてまた、ある特別な人では、いろいろな原囚で、ある特定な食物に対し、消化がうまくできなくて下痢など起こす人もいます。
これも、実際問題としては、アレルギーと区別できない場合が多いので、食事アレルギーのなかに入れられている現状です。
ですから、食物というのは、体のなかにはいってから、いろいろと細かく分解されてから吸収されるので、実際にはアレルギー抗体がさがせないことが多いのです。
しかしいずれのコースでもアレルギーとして考えるほうが便利ですから、一般にはそう考えて診療しているわけです。